庭コラム

#庭マグ

季節を楽しむ、自然とつながるひとときを。
庭と器と私の時間

貴祥の鳥 鳳凰
Vol.26

update

新年明けましておめでとうございます。春からスタートした#庭マグも早いもので26回。
お正月第一弾は、年の初めにふさわしく、貴祥の鳥「鳳凰のマグ」をお届けします。

あらたかな気持ちにしてくれるマグ

新年最初にご紹介するマグは、長崎県佐世保市にある、三川内焼 平戸松山窯の「鳳凰」を描いた染付のマグ。緊張感のある薄手の純白な磁器と 繊細で優美な「染付」を特徴とし、新年の凛とした空気を思わせます。

400年の歴史ある三川内焼(みかわちやき)は、平戸藩御用窯として、時の将軍家への献上品として、南蛮交易の輸出品として歴史を重ねてきました。伊万里・有田焼や波佐見焼などとともに、「日本磁器のふるさと 肥前」と日本遺産にも選ばれています。
その中にある平戸松山窯も、元和八年(1622)に三川内長葉山に開窯され、その流れを脈々と今に引き継いでいます。

「鳳凰」は、古代より風の神、瑞鳥として古くから尊ばれ天下泰平の世にのみ姿を現し、人々に平和と安寧をもたらすとされてきました。その縁起の良さや美しさから、絵画や建築物、着物や陶磁器などにも数多く描かれています。

その中でも平等院鳳凰堂を思い浮かべる方も多いでしょう。平安時代、京都では数多くの寺院が建立されましたが、多くは兵乱などで廃絶されました。平等院も多くの堂塔がそうした災害に遭いましたが、鳳凰堂だけが奇跡的に免れており、それは瑞鳥の鳳凰が守ってくれたとされています。

まだまだ不安の続いている今年のお正月。先人達の技と心を継承し続ける「三川内焼」と、そこに描かれている、降り立つ地に平穏が訪れるとされている「鳳凰」に、一年の希望を込めて、今年最初の#庭マグを皆様にお届けいたします。
新年、あらたかな気持ちで庭に出て、今年の平穏を祈り、このマグと一緒にどうぞ良い年をお迎えください。

繊細で優美に描かれた鳳凰。

薄手に作られたマグは口当たりも上品。

「平戸松山窯」。マグの底も丁寧に仕上げられている三川内焼

鳳凰マグカップ 12,000円(税抜) 平戸松山窯(ひらどしょうざんがま)

写真 / 田口 昭充  文 / 松坂 香里

Profile

松坂 香里 | Kaori Matsuzaka
Creative Director

Made in Japanセレクトショップの先駆けである『THE COVER NIPPON』をディレクション。デザイナー・バイヤーの両視点を活かし、産地のブランディングや商品開発、店舗や展示会のコーディネート・PRなど幅広い領域で活動。日本のモノづくりを未来に繋げるために、つくり手とつかい手を繋いでいる。

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