庭コラム

#庭マグ

季節を楽しむ、自然とつながるひとときを。
庭と器と私の時間

夏にこがれて。
Vol.13

update

暦の上では小暑、いよいよ夏本番。まぶしい陽射しをさえぎってくれる木立やテラスで、カランコロンと氷を入れたカフェオレでひといき。夏のひざしを受け止めてくれる#庭マグをご紹介します。

様々な表情を併せもつグレー

今回ご紹介するのは、シンプルだけど存在感のある、笠間焼の阿部慎太朗さんのグレーのマグです。

数ある好きなカラーの中でも、特に好きなカラーのひとつに「グレー」があります。
グレーを地味に感じる人もいますが、さりげなく惹きつける大人色。シンプルだけれどいろんなカラーや質感とも相性がよく、ナチュラルにもシックにも、そしてクールにも演出できる奥深い魅力的な色です。

阿部さんも、グレーに魅了されたひとり。「100年後、アンティークとなっているようなうつわを作りたい」、そんな思いからやわらかなグレーを基調にした、静かな色合いの器を生み出しています。
もともと一番好きな色がグレーだったそうですが、グレーの釉薬は発色が難しく、大学卒業後、釉薬を専門に学んでいた阿部さんは、自分の目指すグレーを表現するために、なんと540パターンの釉薬を試したそうです。
そして、釉薬の流れで模様を描くように釉薬をかけることで、流れた跡が自然な模様となり、様々なグレーを表現しています。

しっとりと手に馴染むマグはひとつひとつロクロでつくり、一見シンプルなカタチの中にも、口元を薄めにしたり、マグの持ち心地など、細部にもこだわった阿部さんの丁寧な仕事が伺えます。

夏の空と太陽。梅雨明けまであと少し。庭のテラスで、ほっとできる時間をおすごしください。

アバンギャルドな空間や、いろんなシーンに馴染むマグ。

モノトーンな空間ではクールな印象に。

マグは底のこの少しの段差があることで、持ちやすさがぐんと変わります。

灰釉マグカップ 各2,800円 阿部 慎太朗

写真 / 田口 昭充  文 / 松坂 香里

Profile

松坂 香里 | Kaori Matsuzaka
Creative Director

Made in Japanセレクトショップの先駆けである『THE COVER NIPPON』をディレクション。デザイナー・バイヤーの両視点を活かし、産地のブランディングや商品開発、店舗や展示会のコーディネート・PRなど幅広い領域で活動。日本のモノづくりを未来に繋げるために、つくり手とつかい手を繋いでいる。

アーカイブ

#庭マグ アーカイブ記事はこちら

エクシオールの
詳しい情報を見る

*LIXILのウェブサイトへ移動します