庭コラム

#庭マグ

季節を楽しむ、自然とつながるひとときを。
庭と器と私の時間

日がな一日 空を眺めて
Vol.8

update

日毎に朝が来るのが早くなり、日が長くなりました。
庭のテラスで一日中読書をしたり、趣味の工作をしたり、庭ですごす時間もいろんな楽しみ方が増えてきます。
今回は、空や季節の移り変わりを表現した#庭マグをご紹介します。

ここでしか出せない色を求めて

このマグは、岐阜県多治見市の株式会社トークによる『UNKAI』シリーズ。
トークでは、「和のもの作り 間のもの語り」をテーマに、ひとりひとりの時間と空間にもの語りをお届けしたい、と水と緑豊かな陶器の里・多治見を拠点にものづくりをしています。

『UNKAI』は、山並みに朝夕現れる雲海を、釉薬の流れで器に描き写しています。
この地域では、型作りや絵付けなど、分業で製作することが多く、このマグの特徴ともなっている施釉*と本焼きを行っているのは伸光窯。このUNKAIが完成するまでに、実に一年以上にわたり試作が繰り返されたそうです。
近年、生産性を追求した結果、短時間で仕上げてしまうものが多くなっている中、時間と手間を存分にかけることで、釉薬の光沢や彩り、垂れ方や膨らみに豊かさが現れ、伸光窯でしか仕上げられない器「UNKAI」が完成しました。
ひとつのマグからも、日本人の、自然や四季とともに暮らし、モノづくりへのこだわりや想いが見て取れます。

こうして生まれたUNKAIは、そら・ひすい・ゆき・くもり・こん・やみ、と6色あり、四季折々・時間によって見せてくれる雲海をそれぞれに表現しています。お好みのカラーを選んだり、季節や飲む時間帯で使い分けても楽しめます。

日がな一日、庭のテラスで、ゆっくりと空の移り変わりを眺めてみる。たまには、こんな一日をすごしてみてはいかがですか。

施釉(せゆう):やきものに釉薬をかけること。防水や硬度を強めるだけでなく、器の透明度や色彩の美しさを表現します。

左から ゆき・ひすい・そら・くもり・こん・やみ 各3,000円(税抜) 株式会社トーク

ひんやりとした朝の空気をまとう、涼やかな3色 

夜の闇に引き込まれそうな、クールな3色

写真 / 田口 昭充  文 / 松坂 香里

Profile

松坂 香里 | Kaori Matsuzaka
Creative Director

Made in Japanセレクトショップの先駆けである『THE COVER NIPPON』をディレクション。デザイナー・バイヤーの両視点を活かし、産地のブランディングや商品開発、店舗や展示会のコーディネート・PRなど幅広い領域で活動。日本のモノづくりを未来に繋げるために、つくり手とつかい手を繋いでいる。

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