庭コラム

庭で楽しむグリーン

庭をおしゃれで快適な空間にするためには、グリーン(植物)の演出は欠かせません。
ここでは、お手入れが簡単でセンスアップできるグリーンのアイデアを紹介。

庭で育てる、はじめての寄せ植えハーブ

update

自宅で過ごす時間が長くなりつつある今。庭のテラスやベランダで、グリーンを育ててみませんか?
植物の世話に自信がなくて、という人にもおすすめなのがハーブ類。ハーブは温暖な地域が原産であることが多く、見た目に爽やかなだけでなく、丈夫な性質のものがたくさんあるのです。しかも料理に使ったり、ハーブティーにしたり、あるいは虫除けに役立つものあったりして、幾通りにも楽しめるところも魅力です。

ここでは、育てやすくて鑑賞以外の楽しみもあるハーブを、「食とお茶に使えるハーブ編」と「虫除け効果のあるハーブ編」の2回に分けてご紹介。さまざまな種類の植物や、植物に必要な道具が揃う「SOLSO FARM」マネージャーの、諸岡和恵さんに教えていただきます。

王道の「食べる」ハーブを育てるコツとは

グリーンビギナーにも育てやすいのが、バジルやパセリ、ミントなど、スーパーなどでもよく見かけるハーブ。
「どれも丈夫で手がかからない上に、料理に幅広く使えて、育てるのが楽しいものばかりです。成長が早いので、伸びたらどんどん摘み取りましょう。そのほうが収穫量も増やせます」。

↑このように、脇芽がでている少し上を切る。「切ったところから脇芽が出て、さらに増えていきます」

多くのハーブは、春から秋にかけてが旬。
「冬越しして翌年芽を出すものもありますが、その場合でも毎年咲かせなければ、と気負わずに。1年ごとに新たに苗を用意するつもりで、気楽に育ててみてください」

↑バジル:トマトソースのパスタにピッツァ、カプレーゼなどイタリア料理全般に大活躍。寒さにも強く、晩秋まで葉をつける。虫が好んで寄ってくることがあるので、使う時は葉裏をしっかりチェックして。

↑ミント:食べて良し、お茶にして良しのおなじみのハーブ。生命力が強いので、地植えや寄せ植えではなく、単体で育てるのがベター。こちらはイエルバブエナという、キューバのカクテル「モヒート」に使われる清冽な香りの品種。

お茶に向くハーブには、花を楽しめるものも

一方、ハーブティーとして楽しむのにおすすめなのは?
「今の時期ならエキナセアはどうでしょう。葉や花びら、茎を乾燥させてハーブティーにします。香りがよく、免疫力を上げる作用でも注目されていますが、花自体も美しい植物。夏の間じゅう次々と咲いて、楽しませてくれますよ」
同じく夏に花が咲く「バタフライピー」も、人気のハーブ。
「こちらは花を摘み取ってハーブティーに。真っ青のお茶になり、さらに柑橘類の果汁を垂らすとピンク色に変わって、目にも鮮やかです。他のハーブとブレンドしても良いですね。その他、リラックス効果のあるバーベナなどもおすすめです」

↑さまざまな品種があるエキナセア。宿根草で、冬越しをさせれば翌年も花をつける。ハーブティーは、風邪や花粉症予防にも効果があるとされている。

↑花が蝶に似ていることからこの名があるバタフライピーは、マメ科の植物。鮮やかなブルーがそのままお茶になる。眼精疲労を和らげる、アントシアニンが豊富。

↑レモンバーベナ。レモンに似た心地良い香りがリラックスを誘う、低木のハーブ。ライムグリーンが美しい葉は、摘み取ってそのままお茶に。冬は葉が少なくなる。

寄せ植えで小さなハーブガーデンを

ハーブを何種類か育てるなら、寄せ植えにするのも一案。
「慣れないうちは、一年草と一年草など、成長の仕方が似ているもの同士を組み合わせるとやりやすいですよ。また、繁殖力の強いミントなどは一緒にせず、単体で育てましょう」
それぞれが育って混み合ってきたら、適宜カットすることも忘れずに。
「ハーブは湿気が苦手なので、つねに風通し良く保つのが、上手に育てるコツです。すき間ができると光が当たって葉の色が鮮やかになり、量も増えます」

寄せ植えハーブの作り方

用意するもの

  • ハーブの苗・・・3〜4種類
  • 培養土
  • 軽石
  • 土入れ
  • 底用ネット

ハーブの苗は3〜4種類を。今回はバジルとフェンネル、パセリを用意しました。生育が似ているもの同士で寄植えをします。培養土は肥料が配合された、市販のものでOK。

土をすくうのは、スコップより土入れ(写真中央の銀色の器具)が断然便利。大きさが違う2〜3種類があると作業しやすいです。鉢は通気性のある素焼きのものがベター。中に敷く底用ネットと、水はけをよくするための軽石も準備しましょう。

土が流れ出さないように鉢の穴に底用ネットを敷く

軽石を底が隠れるくらいに2〜3センチ敷く。

苗をいったん鉢の中に配置し、高さをチェック。水やりするときに水があふれないよう、縁から3センチほどを「ウォータースペース」として確保する。

苗を取りだして、苗の根本がウォータースペースまでで収まるように培養土を敷く。

苗の根が詰まっていたら、根を傷つけないように軽くほぐす。手でほぐれないほど固まっているときはハサミの先を使っても。根元に枯れた葉などがあれば取り除く。

苗をポットから出して鉢の中に配置する。正面を決めて背の高いものを後ろに、低いものを手前に置くとすっきり収まる。

苗のすき間に土を入れていく。軽く押さえてさらに加えて、を繰り返し、水やりをしたときに土が沈んで足りなくならないようにする。鉢を両手で持って軽く揺すり、土のすき間をなくす。最後に水をたっぷりと与える。

「明るく風通しの良い場所に置いて、土が乾いたら水をたっぷりとあげてください。葉や花に水がかからないように、根元から与えるのがポイントです。伸びてきたらどんどん摘み取って使いましょう」

Profile

諸岡和恵さん

SOLSO FARM ガーデンデザインマネジャー。建築関係の仕事から、植物好きが高じて現職に。豊富な知識で訪れる人にアドバイスを行い、庭の設計・施工も担当する。個人的に好きなのはラン科の植物。

エクシオールは、LIXILが提案する
ガーデンエクステリアのブランドです。

庭時間を楽しみながら、自然とつながるライフスタイルを実現したい。
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庭づくりの一歩進んだヒントを探しに、エクシオールをチェック!

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