庭コラム

#庭マグ

季節を楽しむ、自然とつながるひとときを。
庭と器と私の時間

ほっこりあたたかく。
Vol.22

update

寒くなってくると温かい飲み物はもちろんのこと、マグからも暖を取りたくなります。そこで今回は、手に包み込める小ぶりな温もりあるマグをご紹介します。

うつわの表情が楽しめる粉引

このマグは、信楽に工房を構える古谷製陶所によるもの。信楽焼(しがらきやき)は、滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる陶器で、瀬戸焼や備前焼など日本六古窯のひとつに数えられ、狸の置物が有名です。
古谷製陶所では、「暮らしに寄り添ううつわ」をテーマに、現代の食文化や住空間などのライフスタイルに合わせて、様々なうつわを作っています。

このコロンとした形の粉引(こひき)マグは、手に包み込むことができるようにと、卵をイメージして作られました。軽くて小さめなカタチは、女性や子供でも持ちやすく親子で楽しめます。

粉引は、朝鮮から日本に伝わった陶器で、由来は「粉を引いた(吹いた)ように白い」ことから名付けられたと言われています。土ものならではのやわらかな色合いの白が特徴で、器表面の下から優しく素朴な土味が見え隠れし、なんともいえぬ趣が人気です。
古谷さんの粉引は、独自にブレンドした土を使い、素焼きのあとに本焼きを二度行っています。低温でじっくりと時間をかけて焼きを重ねることで、粉引でも水分が染みにくく強度を出すことができ、風合いの良い粉引となるそうです。

お天気の良い日は庭のテラスに出て、親子でおやつの時間をすごしましょう。温かい食事とうつわ、そして楽しい会話で、きっと心まであたたかくしてくれることでしょう。

天気の良い日は庭のテラスでおやつの時間。

小さな手にもおさまるコロンとしたカップ。

呉須でフリーハンドで描いたラインがポイントに。

エッグマグ 各2,300円(税抜) 古谷製陶所(ふるたにせいとうじょ)

写真 / 田口 昭充  文 / 松坂 香里

Profile

松坂 香里 | Kaori Matsuzaka
Creative Director

Made in Japanセレクトショップの先駆けである『THE COVER NIPPON』をディレクション。デザイナー・バイヤーの両視点を活かし、産地のブランディングや商品開発、店舗や展示会のコーディネート・PRなど幅広い領域で活動。日本のモノづくりを未来に繋げるために、つくり手とつかい手を繋いでいる。

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