庭コラム

#庭マグ

季節を楽しむ、自然とつながるひとときを。
庭と器と私の時間

樹々の声を聞こう
Vol.20

update

吹く風もすっかり秋めいて、日増しに秋の気配を感じます。庭に出て、樹々のお手入れをしたり、テラスでゆっくりとすごしたり、庭ですごす時間も多くなります。これからのお茶のひとときを楽しむ、#庭マグをご紹介します。

やんばるの森から生まれたマグ

やっと空気もやわらぎ、この季節になると、温かいのみものでほっとひと息したいもの。
今回ご紹介するマグは、そんな気分にぴったりな、手におさまるやや小ぶりなものを選びました。陶器なので、やさしい温もりが手に伝わります。少し濃いめのお茶やコーヒーなどに最適です。

緑釉が印象的なこのマグは、沖縄県の工房福田の福田健冶さんによるもの。
福田さんは、10年間、読谷村の常秀工房でやちむん修行した後に、沖縄本島北部にある大宜味村のやんばるの森の中に窯を構えて、ひとり作陶に励んでいます。
沖縄やちむん(やちむん:やち=焼き、むん=物で沖縄の陶器をさします。沖縄独特の色柄に、気軽に使え、ほっこりとした厚みある土感が人気です。)の伝統や文化をしっかりと継承しながらも、独自のスタイルを生み出しています。

初めてこのマグを手にした時、深い緑釉の色使いや大胆なタッチに、「まるで森の樹々を焼き写したかのよう。」とその独特の世界観に魅せられてしまいました。奥深い森の中で作陶されていると知り、なるほど、マグからくるエネルギーの所以はそうしたことからでした。

庭のテラスですごすお茶時間、このマグと一緒に、庭の樹々とゆっくり対話を楽しんでみてはいかがでしょう。

森の樹々を描いたような躍動感あるタッチ。

持ちやすい丸みある取っ手。

温かい飲み物が心地よい季節。

緑釉マグカップ 参考上代3,000円(税抜) 工房福田/福田健冶

写真 / 田口 昭充  文 / 松坂 香里

Profile

松坂 香里 | Kaori Matsuzaka
Creative Director

Made in Japanセレクトショップの先駆けである『THE COVER NIPPON』をディレクション。デザイナー・バイヤーの両視点を活かし、産地のブランディングや商品開発、店舗や展示会のコーディネート・PRなど幅広い領域で活動。日本のモノづくりを未来に繋げるために、つくり手とつかい手を繋いでいる。

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