庭コラム

#庭マグ

季節を楽しむ、自然とつながるひとときを。
庭と器と私の時間

土を楽しむ
Vol.19

update

照りつける夏の陽射もやわらぎ、秋の訪れを感じる季節になりました。夏から秋へ移り変わる庭の植物にあわせて、庭やテラスで使うインテリア雑貨も秋仕様にしたいもの。まずは#庭マグから“秋”を取り入れてみませんか?

土がつくりだす“表情”を大切に

季節が変わると、ファッション同様、住空間も模様替えをします。うつわもそのひとつ。食べるものが冷たいものから温かいものへと変わるだけでなく、色柄や質感なども選ぶポイントのひとつです。

秋の最初にご紹介するマグは、愛知県の阿部有希さんによるもの。
モダンなフォルムにラフに描かれている丸や線、シックな色合いと少しどっしりとした質感は、秋のマグに最適です。

大学で建築を専攻していた阿部さんは、学生時代の実習で行った陶芸がこの世界に入るきっかけとなりました。建築設計の仕事をする中で、土・鉄・木・コンクリートなど様々な素材に触れる中で、土壁のひび、鉄の錆さえも魅力的に感じていたそうです。それは今の作陶にも通じるものがあり、今も「土がつくり出す、形、質感、模様のおもしろさ」を大切にしています。

確かに手に取ってみると、細かな土のひびの模様、釉薬の肌触りなど、絵柄だけでなく土が見せる表情を楽しむことができます。なんだか、ひび割れた表面の加工は”土壁”に、ブロンズ釉が施された内側は”鉄の錆”にも見えてきます。大胆でポップな絵柄にも関わらず、庭のテラスにも馴染むのは、こうした土へのこだわりがあるからかもしれません。

おおらかに描かれている丸や線の絵柄、ブロックのように積み重ねてみると、組合せによってシックにもポップにもなり、重ねて置いているだけで、インテリアのアクセントにもなります。

新しい季節、あなたはどの絵柄のマグで楽しみますか?

スタッキングできるマグ。絵柄の組み合わせを楽しんで。

収縮率の高い化粧土を使い、ひび割れた表情に。

シックにブロンズ釉で仕上げた内側。

鉄絵マグカップ 各3,700円(税抜) 阿部 有希

写真 / 田口 昭充  文 / 松坂 香里

Profile

松坂 香里 | Kaori Matsuzaka
Creative Director

Made in Japanセレクトショップの先駆けである『THE COVER NIPPON』をディレクション。デザイナー・バイヤーの両視点を活かし、産地のブランディングや商品開発、店舗や展示会のコーディネート・PRなど幅広い領域で活動。日本のモノづくりを未来に繋げるために、つくり手とつかい手を繋いでいる。

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