庭コラム

#庭マグ

季節を楽しむ、自然とつながるひとときを。
庭と器と私の時間

春の香り、大地の恵み
Vol.3

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春夏秋冬や時間帯、それぞれのシーンに合わせて庭やテラスで使いたい素敵なマグカップを、ライフスタイルショップ『THE COVER NIPPON』のクリエイティブ ディレクター・松坂香里さんのナビゲートでお届けします。毎週お届けする#庭マグで、あなたのお気に入りを見つけてください。

春の香り、大地の恵み

この季節になると、あたたかな陽気に誘われて、庭で過ごす時間も増えてきます。
庭の木も若芽が青々としはじめ、掘りたての筍、たらの芽やふきのとうなど、香り豊かに大地の息吹を伝える春野菜の季節の到来です。今回は、そんな春の恵みを感じる#庭マグをご紹介します。

呉須*(ごす)と飴色が程よく滲み、ぽってりとしたフォルム。まるで、土の香りを運んできてくれるような、おおらかな土味を感じさせるマグは、陶藝玉城・玉城望(たまきのぞみ)さんのものです。
沖縄の方言で焼き物のことを「やちむん」と言い、沖縄の家庭の普段使いの飯碗や皿などの陶器を指す言葉です。沖縄の青い海や空、豊かな自然を写したようなやちむんの中において、登り窯にこだわり、ご夫婦で沖縄県の北部、大宜味村(おおぎみそん)にて作陶し、食卓の器から沖縄の守り神シーサーまで幅広く、安定感のある手触りと、素朴且つダイナミックな存在感で人気のやちむんです。

庭のテラスで、今夜の食卓に並ぶ筍や山菜など下ごしらえの準備をした後は、この容量のあるマグで、爽やかな香りのさんぴん茶やほうじ茶をいただきましょう。丸みある土もののうつわは、大きなサイズでも冷めにくく、たっぷり飲みたい時に適しています。日が陰ってきたら、気分を変えて、焼酎のお湯割りなどもおすすめです。

ゆったりとした春の陽を感じながら、庭でくつろぐ時間をお楽しみください。

作業の後は、大きな土瓶にいれたさんぴん茶を。

呉須*と飴色のハーモニーで生まれる絵柄。
*呉須(ごす):古くから陶磁器に用いる藍青色の顔料。

絵柄でいろんな雰囲気を楽しめる手づくりのマグ。

沖縄やちむんマグカップ 参考上代3,000円 陶藝玉城・玉城望(たまきのぞみ)

写真 / 田口 昭充  文 / 松坂 香里

Profile

松坂 香里 | Kaori Matsuzaka
Creative Director

Made in Japanセレクトショップの先駆けである『THE COVER NIPPON』をディレクション。デザイナー・バイヤーの両視点を活かし、産地のブランディングや商品開発、店舗や展示会のコーディネート・PRなど幅広い領域で活動。日本のモノづくりを未来に繋げるために、つくり手とつかい手を繋いでいる。

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